何のために作る法人か?目的は千差万別

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ども!ぴーすけです。まだ見ぬ不動産の扉を開けたくて、このブログを始めました。引き続き、今年4月に竣工したばかりの新築アパートが出来上がるまでの物語をお届けしてみたいと思います。よろしければ、お付き合い下さい。

「作ってみたい」を原動力に法人設立

新築狭小アパートに取り組むに当たって、新たに法人を設立することにしました。

理由は「作ってみたかったから」。これが最も大きかったです。木造の築古アパートについては、個人事業の方で営んでいましたので、少しでも違うことを試してみたいと思いました。そういえば、アパートを相続して初めての確定申告の時、個人事業主の青色申告決算書が「一般用」と「不動産用」に分かれていることを知りました。東京だけでも土地所有者が110万人いると言われる中で、確定申告1つとってみても、やはり不動産は特別な位置づけを占めていると再確認する機会になりました(そもそも勘定科目も特殊ですしね!)。

法人設立に話を戻します。もちろん、先々を見据えた動機もありました。不動産投資や賃貸経営については、「事業」として取り組む意欲と覚悟がありましたから、その点でも、1つの独立した人格を持たせておきたいと考えました。「個人」はできるだけ身軽にしておきながら、「法人」でしっかりと実績を積み上げていくイメージです。この辺りも、きっと究極的には好みの問題なのかもしれませんが。

常識的な人が法人を設立する目的とは?

さて、自身の法人は、そんな感じの理由8割で作ったわけですが、「法人を設立する普通の理由」も一応は頭に入っているつもりです。せっかくなので、列挙してみましょう!勉強不足が露呈しないか?と心配ですが、「法人成り」Google検索の上位10サイトに書かれていたことは大体カバーしてるので、大丈夫な…なはず。

一般的に、法人を設立する目的(=メリット)は次のように分類されると理解しています。

  1. 支払う税金を「所得税」から「法人税」に変えることで節税したい
  2. 「1法人1物件スキーム」をやりたい
  3. 「消費税還付」をやりたい
  4. 代表者自身が所得控除を受けたい
  5. 有限責任にしたい
  6. 相続対策をしたい
  7. 社会的信用を得たい
  8. 将来的に上場(株式公開)したい

このうち、賃貸経営や(普通の規模の)不動産投資であれば、特に「1」~「3」が多いものと思われます。

たとえば「1」の節税については、個人の所得が800万円を超えるタイミングで法人化を進める声が多いはずです。(国税庁のウェブサイトへのリンクを貼っておきますので、この辺りの計算が得意な方は各自でどうぞ!もちろん、Google検索すれば、懇切丁寧に解説したサイトも山ほど出てきます)。

「2」については、不動産ポータルサイト「楽待」の記事にある説明が分かりやすいと感じましたので、引用させて貰います。

1法人1物件スキームとは、物件ごとに新設法人を作り、融資を受ける銀行を1つ1つ変えていくことで規模を拡大する手法で、「複数法人スキーム」「多法人スキーム」などとも呼ばれる。投資家本人は法人の連帯保証人となるが、その借入は個人信用情報には記載されない場合が多く、既存法人の借入額が金融機関側に知られない。これによって個人の与信枠を超えた融資を引くことが可能になるうえ、法人ごとに消費税還付を受けられるというメリットもある。“

『りそな銀行が「1法人1物件スキーム」に鉄槌か』 楽待不動産投資新聞 2019年2月22日

まあ、要するに一種の錬金術ですね。誰が最初に考案したかは分かりませんが、よくあの手この手を考え出すものだと感心させられます。ちなみに、流石に今では金融機関側の対策も進んでいるようですので、思わず心惹かれる方は是非ご注意下さい。ちなみに、1法人1物件スキームが普及し始めたのは2015年、カラクリがバレ始めたのが2018年頃です。この種のグレーな手が使えるのは3年くらいなのかもしれませんね。

それと、個人的に注目してるのは「8」の相続対策です。これについては、また改めて1つの投稿にまとめたいと思っていますので、お楽しみに!?

法人設立を振り返って見直せた点2

新築狭小アパート新築に当たっての法人新設。「やりたい」から始めたことなので、基本的に満足しています。そうした中で、振り返ってみて「もっと良くできたのでは?」と感じる点を強いて挙げると2つ思いつきます。

1つは、設立登記を行政書士に任せてしまった点。相続登記のように、自分でやれば出来たので。言い訳としては、融資を受けるタイミングで法人を用意しておく必要があって、調べる手間を惜しんだだけですね。元から会社設立をしたかったのだから、先立って調べておけば済む話でした。

もう1つは、会社の形態。今回新設した法人は株式会社なのですが、今思えば合同会社でも良かったかもしれません。よく一般的に、登記費用について「株式会社は約20万円かかる一方で、合同会社なら約7万円で済むから、後者の方がお得」という情報を見かけます。もちろん、こうした費用についても熟考の余地があったことは否めません。しかしそれ以上に、株式会社は本来何のためにあったのだっけ?という点を気にしています。今の理解では、株式会社の本分=株式公開を目指すことです。この点で、ちょっと反省というか、申し訳なさのようなものは感じています。まあ、株式会社から合同会社へのダウンサイジング?は、やろうと思えば6万円くらいでやれるようですし、各方面の調整がつくようなら、いつかやるかもしれません。

それでは、今回はここまで。また書きますね!