「思わず人にお披露目したくなるアパート」を建てる秘訣!?

KULAの建物外観

ども!ぴーすけです。まだ見ぬ不動産の扉を開けたくて、このブログを始めました。引き続き、今年4月に竣工したばかりの新築アパートが出来上がるまでの物語をお届けしてみたいと思います。よろしければ、お付き合い下さい。

アパートの仕様はメーカー任せ?建物は注いだ愛情を映し出す

不動産に携わる以前から、街を歩いていて目にするアパートやマンションの外観について、残念な気持ちになることが割と頻繁にありました。なんか「野暮ったい」建物が多いな、と。きっと気にならない人には気にならないでしょうし、同じ建物を見て「お洒落」と感じる方もいるでしょうから、好みだったり感性だったりの問題とは理解しています。

ただ、いざ自分が仕様を決める機会を得てみると、なんとなく背景が見えてくるようになりました。スピリタス社に尋ねてみたところ、オーナーの中には仕様決めの段取りをお任せ(言い方を変えると丸投げ)する方が多いようなんです。ちょっと言い方は乱暴になりますが、建物を「お金を生み出す箱」くらいに捉えているオーナーが多数派なのであれば、勿体なく思ってしまいます。反対に、自分の携わる建物が街の景観にどんな影響を及ぼすのか?、思いを馳せるだけのゆとりを持ちたいと改めて心に決めるキッカケになりましたが。

標準的な仕様」を選択した場合に起きること

スピリタス社QUQURIの場合、割とデザイン性の高い建物を安定して供給してくれる信頼感があります。実際、今回の設計を担当して下さった女性建築士と打合せをした際も、景観への配慮が行き届いた提案を貰っていました。

それでも、既存のQUQURIを10棟ほど見させて貰って、気をつけておくポイントが少なくとも3点はあることが分かっていました。

  • スタイリッシュさを狙って、外壁や内廊下の壁を黒などでまとめた結果、狭小の宿命である「狭さ」が際立ってしまう
  • 質感や色味の異なる建材を使うことで、全体の統一感が損なわれてしまう
  • 直接お金を生まない共用部分への心配りが十分になされず、面白みを欠いた仕上がりに留まってしまう
KULA近隣にある、黒を基調としたQUQURI

仕様決めを放ったらかしにして、完成品だけを受け取ったのでは、きっと後悔が残っていたことでしょう。

ベースは白、アクセントは青、建物アプローチに創意工夫を

KULAについては、先に挙げたポイントを1つずつ潰していくアプローチを採りました。

まず、外壁や内廊下の壁については白を基調に統一。汚れやすいイメージがありましたが、最近の主流である「サイディング」という素材であれば、さほど心配しなくても大丈夫だろうとの見通しも得ていました。無難な色にする分、素材の質感にはこだわりました。実物のサンプルに数多く触れて、一番しっくり来る組み合わせを探しました。加えて、各部屋のドア色にブルーを採用し穏やかなアクセントになるよう意図しました。

白ベースの内廊下とアクセントになる扉

次に、今回の「目玉」と言えそうな工夫を1つ導入しました。それは、建物のアプローチ部分を「隠れ家」の雰囲気に仕立てることです。今回QUQURIでも初めて「旗竿地」での企画を行ったこともあって、何か新しいことをしてみよう!と始めた企画です。

夜間のアプローチ部分

特に夜は間接照明でライトアップがなされ、なかなか洒落た雰囲気になったと自画自賛してます。

番外編:新築アパート本に載ってる物件は洗練されているか?

不動産投資、それもアパートに特化した書籍というのが少なからず出版されています。中にはメーカーを介さず、オーナー自らが設計事務所に依頼して手がけた成功例を紹介しているものもあります。そうした本の場合、物件の写真が豊富に掲載されているのが特徴です。

皆さん色々と工夫されているのは伝わってくるものの、正直、今ひとつ感が否めません(あくまで好みの問題として)。それで、もっと良くする方法を考えてみて、浮かんだのは3つでした。

  1. オーナーがもっと勉強する
  2. 設計事務所の選定を工夫する
  3. 女性目線を取り入れる

「1」は、たとえばカラーコーディネートといったデザインの基本を学ぶことと、本当に良い建物を目にしたり体感したり、の2つをバランスよく行うことが大切かと。「2」は、なかなか難しい気がしていて、僕自身もまだ最適なパートナーを探している段階です。

そして「3」。これが大きいと思っています。不動産投資家のマジョリティーは間違いなく男性ですが、生活に密着した場所を作る上では、男女両方の良さを盛り込んだ方が、厚みが増すと強く思います。その意味では、仲良し夫婦で営む不動産投資が最強!?なのかもしれません。

それでは、今回はここまで。また書きますね!