魅力度ランキング最下位「茨城県」で不動産投資するなら?-J1鹿島アントラーズを糸口に考察-

2018年11月3日に観戦したACL決勝

ども!ぴーすけです。まだ見ぬ不動産の扉を開けたくて、このブログを始めました。生まれ育った東京メインで活動してますが、少しでも「日本のリアル」を五感で経験せねばと、常に危機感でいっぱいです。今回の記事は、そうした体験の一端を基に書かせて貰います。

「鹿島アントラーズ」ホームタウン5市への移住を本気で検討した話

不動産テーマのブログなので、興味ない方には申し訳ないのですが、少しだけサッカーの話をします。

2016年末、Jリーグ1部に所属する鹿島アントラーズが、クラブチームによる世界選手権大会であるクラブワールドカップに出場し、あわや優勝!?と言って差し支えない健闘を見せました。当初、サポーターだった妻の影響で見始めた快進撃でしたが、割と心を動かされたことを覚えています。正直それまでは、「Jリーグってしょぼい…」くらいの醒めた目で見てたのですが、「鹿島というチームは少し違うのかも」と考えるようになりました。

それで翌シーズンから、試合観戦を兼ねて、鹿島アントラーズのホームタウンである茨城県鹿嶋市を、年に数回訪れるようになりました。電車と高速バスを乗り継いで片道4時間ほどの道のりです。

通ううちに慣れてくるもので、混雑を避けるコツや快適なルート選びのポイントも少しずつ分かってきました。そうは言っても、丸一日潰れるのは負担です…。一応、六本木からヘリコプターに乗るというウルトラQがあるにはあるんですが、片道100万円は、、払えませんよね。

言葉を選ばずに書くと、アントラーズのホームであるカシマサッカースタジアムのある場所は、田舎です。ホームタウンである周辺5市の人口は、鹿嶋市6.7万人、神栖市(かみす)9.5万人、潮来市(いたこ)2.7万人、行方市(なめがた)3.2万人、鉾田市(ほこた)4.6万人で、合計すれば25万人くらい。僕が今住んでいる東京都狛江市の約10万人と比べても、数の上では見劣りしないどころか、勝ってさえいます。が、人の感性に訴えかけるものが少なくて、滞在してると漏れなく寂しい気持ちに襲われます(もし住んでる方がご覧になったら、本当にゴメンなさい)。

当然、宿泊施設も限られます。大きな宿は、神栖市にある鹿島セントラルホテルの1つだけです。毎年、アントラーズに新加入した選手のお披露目会見を行うのも、この場所です。僕も実際、練習を見学する前日などに宿泊して、数回お世話になりました。エントランス付近には、上皇様ご夫妻が宿泊なさった際の写真が大きなパネルで飾られています。施設は古いですが品格が感じられて、そうした空間に一泊1万円前後で泊まれるのは、破格と言えば破格です。

その一方で、他に目ぼしい選択肢がないことが徐々に分かってくると、「だったら、自分達でやれば?」との考えが段々と湧き上がってくるようになりました。住む場所へのこだわりはあってないようなものだったので、たとえば移住した上で民泊施設を提供するような発想がプランとして成り立つか?真剣に考えるようになりました。

これから本気で地方都市へ投資する場合に不可欠な要素とは?

鹿島アントラーズのホームタウン5市への投資については、主に2018年から2019年の2年間に渡って検討を重ねました。そして、「やらない」という結論に至りました。今のところ、これが最終決定で、これから先フラッと鹿嶋に遊びに行くことはあるかもしれませんが、あくまでお客さん気分でしょう。

決め手となったポイントは大きく2つあります。1つは、肝心要の鹿島アントラーズ自体、トータルで魅力が低下しつつあること。今回の企画の場合、前提は鹿島アントラーズという「コンテンツ」が強力な集客力を誇っていること、です。詳しく書くとサッカーやプロスポーツチーム運営の領域に踏み込んでしまうので省きますが、今のところ、ビジョンは迷走しているように見えます。

特に不味かったのは、メルカリが鹿島アントラーズを買収してしまったことです。実は、鹿嶋市はじめホームタウン5市に投資する場合、将来的にはクラブの運営会社である鹿島アントラーズ・エフ・シーに出資することを視野に、計画を描いていました。ぶっ飛んでいると思われるかもしれませんが、本気です。と言うのも、これから地方都市で不動産投資を行うのであれば、自治体や地元の有力企業と知恵を出し合って、とにかく人を呼び込む取り組みを推し進める以外に生き残る道はない、くらいに考えているからです。

ちなみに、この考えが鹿島アントラーズのホームタウン5市への投資を見送った理由2つ目に直結します。

それはすなわち、街に活力がない!こと。鹿島セントラルホテルに滞在して、その周辺を隈なく散策して感じたのが、町全体に漂う閉塞感…。特に酷かったのは神栖市で、鹿島臨海工業地帯の存在もあって予算は潤沢なはずが、未だに高度成長期からバブル期に地方で蔓延した「ハコモノ」の発想で行政を営んでいる様子が感じられました。前後して、茨城由来の地銀で、鹿島アントラーズのスポンサーも務める常陽銀行が、新宿に開設している支店にも赴いてみたのですが、個人の口座開設すら断られる有り様。「こちらは、茨城県にお住まいだった方が、都内に転居なさった場合のお取引きのための支店でして…」とのこと。マジか。体よく断られただけかもしれませんが、残念無念。

これから茨城県で不動産投資をやるなら選択肢は一つだけ?

と、ここまで割と真面目に書いてきたつもりですが、この記事、需要なさそうだなあ…。

というのも、先立ってGoogle先生の検索窓に「不動産投資 茨城」などと入れた限りだと、あまり結果がパッとせず、大手ポータルサイトや「楽待」のページが表示される程度だったんですよね。都道府県別の魅力度ランキングで最下位の常連となっている事実は伊達じゃないのでしょうか。

嘆いてばかりいても仕方ないので、鹿島アントラーズのホームタウン5市を徹底的に視察した経験も踏まえて、誰かに「茨城県で不動産をやるなら、どこに投資したら良いかと思うか?」と尋ねられた際の回答を、最後に書きたいと思います。

ベタかもしれませんが、今のところの解は「つくばエクスプレス沿線」です。都心まで45分以内という距離感は、コロナ禍でテレワーク需要が高まる中で、ますます注目される理由になり得ます。ちなみに、つくばエクスプレスにおける茨城県の駅は、「守谷」「みらい平」「みどりの」「万博記念公園」「研究学園」「つくば」の6駅です。この中で、終点の筑波学園都市には、以前に一度、足を運んだことがあります。夕暮れ時で少し寂しげな空気感も漂っていたせいか、さながら『エヴァンゲリオン』第三新東京市の趣きを感じたのが印象的でした。

ここまで主観で書き綴ってきたので、少し「数字」で補足します。元データは、『国立社会保障・人口問題研究所』の調査です。

ここまで話題に出た各市区町村について、2015年をベースに、①2030年と②2045年の人口を見てみましょう。まず、鹿島アントラーズのホームタウン5市。鹿嶋市は①時点で98%、②時点で91%。神栖市は①時点で93%、②時点で82%。鉾田市は①時点で85%、②時点で68%。潮来市は①時点で82%、②時点で62%。行方市は①時点で77%、②時点で56%!。あくまで予測ですが、人の数が今の半分になる地域があるという事実は、どうにも衝撃的です。次に、つくばみらい市とつくば市については、大体同じような見通しがなされていて、2030年時点でも2045年時点でも2015年に比べて110%、すなわち人口が増える公算が高い!との予想です。

やはり、数字は強いですね。これから日本国内で不動産投資を行うのであれば、避けては通れないデータだと思います。鹿島アントラーズとの出会いがキッカケになって、都道府県の魅力度ランキング最下位の常連である茨城県から46道府県行脚のカテゴリーを始められたのは、意義深いのかもしれませんね。

それでは、今回はここまで。また書きますね!