賃貸経営の成功に「資格」は不要!それよりも大切にしたいことは?

「賃貸不動産経営管理士」の講習を受けるのに前泊した三井ガーデンホテル大手町

ども!ぴーすけです。まだ見ぬ不動産の扉を開けたくて、このブログを始めました。2017年から賃貸経営・不動産投資を始めて、正しい知識と考え方でやれば、勝率高く取り組めることを実感する日々です。そのためにも、常に勉強!今回の記事では、その一端をシェアしたいと思います。良かったら、お付き合い下さい。

邪な気持ちで資格に手を出して、「時間」を浪費した体験談

今回の記事では、賃貸経営や不動産投資で成功するための学び方について書きたいと思います!

まずは、僕自身の失敗談から。

実は少し前、「賃貸不動産経営管理士」の資格が気になって、2日に渡る講習会に参加したことがあります。表向きは、「大家としてプロを名乗るなら体系立てた勉強をしておいて損はないよね」というもの。

参加費15,000円、拘束時間は計16時間くらいで、対価?として、受講すると本番の試験で加点を貰えるという仕組みでした。お金を払えば合格に近づく露骨な仕組みです(笑)

「賃貸不動産経営管理士」の講習を受けるのに前泊した三井ガーデンホテル大手町の一室(朝にヤル気なくなるとドタキャンする悪癖があるので…)

講習は本当にショボくて、指定された大手町の貸会議室に足を運んで、ビデオ録画された映像を見るだけ、というもの。予めYouTubeにでも動画を限定公開して貰って、それを視聴すれば済む話です。仕方ないので、ネットで落とした過去問を解いて合格点が取れる見込みを確認した後は、色々と手を替え品を替え内職に励みました。。

その後、試験そのものを受ける前に、あまりにアナログな運営に嫌気がさして早々に「やーめた!」となれたのは今思い返すと正解でしかなかったです。やり取りはFAXと郵送メイン、メールなんて論外、という雰囲気でした。邪な気持ちで始めたことは、やっぱり上手くいかないものですね。

自戒を込めて確認したい、資格についての「そもそも論」

この経験に懲りて、資格取得は「やらないことリスト」にしっかり刻み込まれることになりました。

それ以前から、不動産に関するものに限らず、資格については基本的に否定派でした。理由の一つは、「最も儲かる立ち位置は資格を発行する主体になること」というビジネスの仕組み。感情論として、どうも面白くありません。

例外は、いわゆる国家資格だと思います。細かくは3つくらいに分類されるみたいですが、医師や公認会計士などの業務独占資格を取得すれば、競争相手は同じ資格を持ってる人たちだけとなり、実力とセンスがあったら、やはり稼ぎやすく、投下する時間やコストを回収できる見込みが高いです。不動産に関連する資格だと、土地家屋調査士や不動産鑑定士が該当しますね。

また、宅地建物取引士(以下「宅建士」)のように、とある事業を行うに当たって、有資格者を置くことが義務化されている資格も取得する意義があると思います。

ちなみに、法人が短期間で不動産の売買を繰り返す場合には、社内に宅建士がいないとマズいみたいです。

常勤で雇用すると面倒なので、業務委託で済まないか?調べたことがあるのですが、基本「専任」と明記されてるので、難しい気がしています。あと考えられる抜け道は、従業員でなく「役員」になって貰うことでしょうか。将来的に必要かもしれないので、これは追って調べたいポイントです。

少し話が本筋から逸れましたが、この「自分で取得しないで、持ってる人を雇えば良い」という発想こそが大事なんだと思います。先に挙げた宅建士であれば、登録者数100万人超、交付者50万人超、就業者数30万人超ということで、その気になれば人材は沢山いそうです。

「賃貸経営のプロ」と胸を張って言えるために、資格よりも大切にしたいこと

さて、自らの失敗経験も糧として資格不要論を唱えたところで、「じゃあ、本当に大切なことは何か?」という問いに答える責任が生じますね。

月並みな回答かもしれませんが、賃貸経営のプロになるために大切なことはヒトとしての魅力。これに尽きると思います。

たとえば、宅建士の有資格者を雇用するにしても、相手にだって他の選択肢はいくらでもあるはず。であれば、「ここで働いてみたい」と思って貰えるような理念を語れたり、全身から迸る(ほとばしる)オーラ無しには、何かしらの資格が必要になった時、それに紐づく「人」を惹き付けることができません。特に、不動産の大手ポータルサイトでご意見番を務めていたり、いわゆる「メガ大家」なんて呼ばれてたりする人達でさえも、そこはかとなく漂うB級グルメ感が拭えませんから、人として突き抜けた先にはブルーオーシャンが待っています

また、「知は力」であること自体は真で、たとえば必要な資格については、試験自体は受けないけど過去問で合格点を取れるくらいまでは勉強した方が良いだろうし、質の高いものであれば本だって読んだ方が良いです。あとは何より、経験ですね。それも、大怪我をしない程度の失敗体験をどれだけ積んだか?は、強さに直結します。

日本人は特に、学校教育の弊害で「真面目でコツコツ=善」が刷り込まれているためか、とかく資格を取得すれば安心安泰の未来が待っていると勘違いしがち。そこを逆張りして、勇気ある決断・行動ができる賃貸経営者が増えていくと、結果として今より良い商品・サービスが少しずつ増えていくと思われます。

それでは、今回はここまで。また書きますね!